【韓国女子旅#3】旅行嫌いだった私が、また旅行をしようとしたワケ:2024年11月20日㈬

こんにちは、アンジーこと安藤房子です。

このコーナーは、旅行オンチな親子が韓国旅行を楽しむまでの体験記です。

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\それでは今回の記事をどうぞ/

🛩私が旅行をしたくなかった一番の理由とは!?

さて。前回からの続きです。私がもっとも旅行をしたくなかった理由は、10代の頃からの「自分が書きたい文章を書く仕事をしたい、し続けたい」という夢を実現したかったからにほかなりません。

その夢は、20代の半ばから後半で「ある程度」実現しました。でも、まだまだ物足りなかった。もっともっと「書きたいことだけを書いて暮らせる人になりたい」という願望はつのるばかりでした。

そして、ようやく「ある程度は」書きたいことを書いて暮らせるようになると、今度は「毎日の仕事こそが生きがい」となりましたし、「もっともっと、書きたいことを書きたい」という気持ちで頭がいっぱいに。ますます旅行には意識が向かなくなったのです。

私は、いつも焦っていました。毎日の1分1秒が惜しくて仕方なかったのです。旅行に行ったら、その分、仕事をする時間がなくなります。

「仕事をしていないと不安」というわけではないんです。一番の楽しみであり娯楽である「書く時間」を減らしたくない。一番したいことができなくなるのが嫌でたまらなかったのです。

でも、そこまで「旅行など行かずに日々の暮らしだけで十分」と思い、書く時間を捻出することにこだわっていた私にも、変化が訪れます。

昨年はじめくらいから、なんとな~く「やっぱり旅行をするほうがいいのでは……」と思うようになったのです。

きっかけは、「娘のリリが高校3年生になる」ということでした。そろそろ子育ても終わり。やりなおしていることはないだろうか? そう考えるようになりました。

リリは海外体験ゼロ。国内も、私の実家への帰省ついでにスキーや水族館に行ったのと、都内近郊の旅を数える程度。あとは学校行事の旅行のみでした。果たして、10代が終わりそうというのに、このままでいいのかと思うようになったのです。

🛩海外旅行体験ゼロのまま娘を成人させていいのか!?

とはいえ、私の心の中にある「旅行なんて行っても行かなくても変わりない」「旅行するより、夢を実現することにお金と時間を費やしたい」という気持ちが変わったわけではありませんでした。

私にとって、旅行とは「ちょっとした贅沢品」。一時の感動にはなるけれど、それ以上でも以下でもない。過去にどこで何を観ても、私には「ゆるぎない私」が、いつもありました。頑なな性格だからかもしれないんですけれどね(笑)

旅行で何も観ても、そうそう私の根っこは変わらないんですよね。そういう意味では、私にとっての旅行とは、自分を再確認するためのひとつのツールでしかない気がしていたのです。

そして、自分を再確認するためのツールは、旅行以外にもたくさんあります。日常の暮らしの中に、たくさん転がっています。毎日食べる料理を工夫したり、お菓子作りを楽しんだり、仕事の予定の立て方を変えてみたり……。

それらの体験から感じとる「実感」は、私にとっては「旅行にひとしい価値、時には、それ以上の価値」でした。だからこそ、人生において旅行を重視してはいなかったのかもしれません。

でも、リリが高校3年生になる頃に思ったのです。私の「旅行をしなくてもいい、という価値観は、旅行をしたからこそ生まれた価値観なのではないだろうか」と。

そして、10代の娘に、たいして旅行もさせないうちに成人にさせていいものだろうかと、不安がよぎったのです。

人は、体験から学び、自分の未来を選択していきます。旅行もそうなのではないかと。そして、旅行を与えてあげないということは、親として失格かもしれないと思うようになったのです。

たまたま私は、10代~20代の頃に国内旅行のほか、バリ島やニューヨークやラスベガスを体験しました。30代の時には、韓国も体験しました。

それらの体験があったからこそ、私は、自分にとって旅行より大切なことは何かを認識し、「夢の実現」に時間とお金を費やしてきたのではないか?その体験を、リリにもさせなきゃ! ……そう思うようになったのです。

もう、私が旅行が苦手とか、そういう問題ではありません。せっかくなので、国内より海外。リリに海外旅行をさせてあげようと思うようになりました。ものごとの捉え方は人それぞれです。

もしかしたらリリは、私より旅行から感じ取ることが大きいかもしれない、海外旅行なら文化の違いなどの刺激があるかもしれないと思ったのです。

とはいえ、旅行は準備に時間がかかります。予定も調整しないとです。なので、すぐに実現とは至りませんでした。

🛩海外旅行以外にも、私が「子育の終わり」にしようと決めたこと

ちょうど同じ時期の昨春。もうひとつ「子育ての終わりにやっておきたい」と思ったことがありました。それは、過去に大ヒットしたドラマや映画を観せてあげることでした。

というのも、リリは、今の10代にしてはめずらしく、ドラマも映画も大好きだったんですよね。たぶん、我が家ではテレビゲームやらなにやらと娯楽を与えることがあまりなかったので、リリにとってはテレビがいちばんの娯楽だったのかもしれません。

木村拓哉の「教場」や、再放送「眠れる森」。反町&竹野内の再放送「ビーチボーイズ」などなど、ドラマが大好きでした。また、家族でよく映画を観に行きましたので、最近の日本映画は「銀魂」「糸」「そしてバトン」……本当によく観に行きました。

でも、ふと気づくと、過去の名作をちゃんと観せてあげたことはなかったんですよね。数年前に「観せよう」と思ったことがあったのですが、大人っぽい内容のものはまだ早いかな……とか、それに私も忙しいしな……などと思い、先延ばしにしていたのです。

だけど、もう先延ばしはやめようと思いました。ちょうど昨春と言えば、私がはじめて「自分でKindle出版をする」という目標を達成して、一段落していた時期。

相変わらず仕事は忙しかったけれど、いくらでも調整をして「今、やろう」と思い、リリに提案しました。すると前のめり。当時は木村拓哉に夢中でしたので「ロング・バケーション」「あすなろ白書」「ラブ・ジェネレーション」などを一緒に観ました。

映画のほうは、「ベティ・ブルー」「天井桟敷の人々」「ロリータ」「時計じかけのオレンジ」……メルカリで安く購入しては自宅で映画鑑賞。リビングのライトを消して真っ暗にして、ちょっとおやつとドリンクを準備して……。

今思えば、去年の春からはじめたこの「ドラマと映画タイム」のおかげで」、親子タイムの楽しみ方が楽しく変化していきました。リリから「昔のドラマのほうがいい」「ベティ・ブルーは好きだけど、天井桟敷は……」などと感想を聞くのも楽しかったですし、今に続く親子の楽しみになりました。

また、さまざまな名作に触れることは、リリが熱中していたダンスのためにもいいことだったのではないかと、思っています。

こうして、子育ての最終段階の映画やドラマを楽しみながら、私は「旅行、どうしよう……。どこでどう調べてどこに行けば……」と、より具体的に考えるようになったのです。

そして旅行先を決めるなどの段取りは、それから3か月後の夏に、動き始めたのです♪

(つづく)

というわけで本日の写真は……ほぼノーメイクにて失礼いたしますm(__)m

 

2023年3月。私ひとりが勝手に「海外旅行に行くぞ」と思いはじめた頃の私たち。とある、まわるお寿司屋やさん。昨日もたまたまこのお店にいた(笑)

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🛩前回までの記事はコチラ
◆【韓国女子旅#1】旅行オンチ親子の韓国女子旅日記、はじめます:2024年11月7日㈭
◆【韓国女子旅#2】私が旅行嫌いで旅行オンチになったワケ:2024年11月13日㈬

それでは、また書きに来ますね。

アンジーでした。

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